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留学生OB・OGと現役留学生の座談会、初開催!
参加した現役留学生、OB・OG、関係者たち

茨城大学を卒業した留学生たちの同窓会組織があること、ご存じでしょうか。卒業してから日本で就職する人、母国で活躍する人それぞれいますが、何をしているのか気になりますね。そんな留学生OB・OGたちと現役留学生の座談会が初めて行われました。


茨城大学で留学生同窓会が発足したのは2013年。それから10年以上が経ち、卒業留学生数も増え、出身国も多様になりました。とはいうものの、「あの人、今どこにいるのかな? 何をしているんだろ?」というのが実態でした。そこで留学生同窓会のメンバーであるLEIDEAS代表・黄磊が茨城大学と連携し、留学生OB・OGが母校に集まり、かつての恩師や現役留学生と交流する座談会を初めて企画。6月11日に開催されました。

先だって卒業留学生の同行を調べてみると、そのまま日本で働いている人もいれば、母国で活躍している人もおり、誇らしい気持ちになった関係者一同。座談会当日は、対面・オンラインで学内外から20名が参加しました。
なお、黄磊は座談会の進行役も務めました。

座談会の進行を務めた黄磊

開催にあたり、茨城大学の池田グローバルエンゲージメントセンター長は、「留学生の受入れ数は、コロナ禍の際に激減してしまいましたが、昨年度から回復しつつあります。世界をとりまく状況が大きく揺れ動くなか、多くの学生が本学での留学を選択し、成長して社会で活躍していることは、大変喜ばしいことです」と挨拶を述べました。

ベトナムからオンラインで参加した卒業生のホアン・ラン・グェンさんは、現地の大学で日本語教師として教鞭をとっています。言語だけではなく日本の風習やマナーなども教えており、ベトナム人学生の留学相談に乗るうえでも、自身の体験が活きているとのこと。

このほか、以前LIにも登場した王翠さんも中国からオンラインで参加。彼女は卒業後、株式会社三栄製作所(笠間市)に入社し、今では現地法人で経営責任者を務めるまでになっています。「現在マネージメントを行っていますが、茨城大学で学んだ経営学が土台になっています」と、母校で学んだことの大きさを述べていました。

在学中の留学生である人文社会科学部のヴォ・テイ・ジエウさんは「本日聞いた先輩たちの体験談を参考にしながら、将来について考えていきたい」と話しました。会場には、日本で就職した留学生OB・OGも駆けつけ、「社会人になってから懐かしいキャンパスを訪れて、後輩や先生たちと交流する機会があるのは嬉しい」と、名刺交換しながら思い出話に花を咲かせました。

黄磊は、「茨城大学は勉学に集中しやすい閑静な環境にあり、留学生にとって教職員や日本人学生との距離が近いのがイイです!私自身、卒業してから今に至るまでここで生まれたコミュニティに支えられてきました。今後、同窓会をベースに留学生同士のつながりを強め、様々な形で大学の魅力を発信したい」と、留学生同窓会のさらなる発展に意欲を見せました。

マレーシアからオンラインで参加したウサマさん

 

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