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【ワークショップ】茨城大学の学生の皆さんが見学に来てくれました
学生からの畳についての質問に答える関川社長

4月1日、株式会社関川畳商店様と株式会社LEIDEAS協力の下、茨城大学一ノ瀬助教授と研究室の学生5名が参加したワークショップが開催されました。

一ノ瀬先生の研究室は「利用者・住民・地域社会にやさしい建築都市デザインの研究」をおこない、建築都市空間の構成や利活用や各種基礎研究と知見を統合し、建築都市デザインを実社会へ活用しています。

楽し気な雰囲気の中、ミニ畳の製作を体験。工程自体は本物の畳とほぼ同じということもあり多くの気づきがあった様子。

 

前後半2部構成のワークショップは、まず畳の関川水戸店にて「ミニ畳製作」「畳工場見学」がおこなわれました。
「とても面白かった。ミニ畳はいろいろな使い方ができそう」
「普段から畳は使っているし、ひっくり返したこともあるけど作り方まで考えたことはなかった」
など好評な意見の中にもその応用や学究的思考はさすが一ノ瀬研究室の学生という様子。
「学生たちも楽しんでいましたね。彼らは将来は設計士になる人たちです。今回の体験はとても良い経験になったのでは」とは一ノ瀬先生。学生の新しいアイデアのヒントなったのかもしれません。

また、ワークショップでは原料である“い草”の産地の違いや、畳の関川こだわりの“熟成畳”に関する熱心な質問に関川社長みずからが詳しく説明する場面も。
「良い畳は焼けてからの表情が良い」「畳はエコ、SDGsですから」などのコメントに皆聞き入っていました。

一ノ瀬研究室のみなさんにビルについての説明をする『さんいちまる』代表 蛯名 雄太郎さん。

 

また、「SDGsの観点からもリノベーションのアイデアが生まれれば」と産学連携ワークショップに期待するのは株式会社LEIDEASの黄磊社長。
ワークショップ後半は、黄磊社長が携わるビル『23RD studio』と『さんいちまる』に舞台を移して見学。
それぞれ空き家状態だったビルをリノベーションし、新しい事業をはじめるための準備をしている状態です。

『23RD studio』CC Program事業マネージャーの早稲田隆司さんは「建築都市デザインの研究室の先生と大学生にとって、中古物件フィールドワークの事例として気づきや学びのある体験になれば」と参加者の質問に丁寧に答えていらっしゃる姿が印象的でした。

こうした産学連携ワークショップの積み重ねによって、双方に学びやビジネスの新しいアイデアが生まれる互恵的関係が深まり、それが結果的に地域活性化につながることが期待されます。

ワークショップにおいては活発に様々な議論や意見交換がなされた。

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