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茨城×中国INTERVIEW #10【株式会社サザコーヒー】

INTERVIEW │ 株式会社サザコーヒー

営業部企画課 李 寅初さん

- 日本に来たのはいつ頃ですか?
2019年の7月です。北京の大学を卒業して、そのまましばらく中国で働いていましたが、いつか日本で勉強したいという気持ちが強かったので会社を辞めて日本への留学を決めました。
茨城に来たきっかけは、筑波大学大学院に進学したからです。

- 中国にいた頃から日本のカルチャーに興味はありましたか?
もちろん! アニメ等も好きですよ。例えば『進撃の巨人』とか。子供の頃から日本のアニメはたくさん見ていました。それがまさに日本を知るきっかけでした。
実際、中国にいた頃から日本語をずっと独学で勉強していました。中国語と同じく漢字を使う言葉なので覚えやすいです。
英語ですか? 結構難しいので、早々にあきらめました(笑)。
今でも休日は日本語の勉強や動画の編集をしています。bilibili(中国で主に若者を中心に人気の動画共有サイト)で日本を紹介する動画を投稿したりしています。

- サザコーヒーさんに就職するきっかけは何だったのでしょうか。
本当のところ、コーヒーは「普通に好き」というぐらいでした。インスタント等よく飲んではいましたが、サザコーヒーのような本格的なコーヒーはあまり飲んでこなかったです。
そんな私がサザコーヒーに興味を持った最大の理由は、鈴木太郎社長です。
実は私、今年の3月まで鈴木社長と同じ大学の研究室で学ぶ“クラスメイト”だったのです。鈴木社長は社長業のかたわら、大学院生として生物や食品について学んでいらっしゃいました。それだけでもすごいことですが、お話も行動も性格も本当に面白いし魅力的な人です。
なので社長に直接「サザコーヒーで社長のために何か私ができる仕事はありますか?」と聞いたのですが、そうしたら翌日社長は私を本社に連れて行きました(笑)。ちょうど仕事がある良いタイミングだったのかもしれません。
- きっと李さんの知識やスキルも評価されたのだと思いますよ。サザコーヒーではどのような業務を担当されるのですか?
主に動画などのプロモーションを担当します。まずは日本国内向けの動画から。
ですが鈴木社長は中国の市場にも興味があるようなので、今後中国向けの動画を製作することもあるかもしれません。例えば上海は喫茶店の数が世界一多い都市です。中国へのプロモーションが大きなビジネスチャンスにつながると良いなと思っています。
- 日本でお仕事をしていて大変なことはありますか。
外国人として仕事をする上で大変なのは、やはり言葉・文化ですね。中国では些細な問題として簡単に対処できたことも、日本の言葉や常識・ルールで対処するのは大変…そういうことがどうしてもあります。ですがそれ以上に、サザコーヒーという会社に私はとても魅力を感じています。サザコーヒーは今とても速いスピードで成長しています。会社の今後の展望はとても開けているように思えるのです。
ですが私にとって一番魅力的なのはやはり鈴木社長です(笑)。いわゆる伝統的な日本人とは性格も行動力も違います。海外での経験も豊富ですから。それに本当にコーヒーが好きだというのが伝わってくるのも素晴らしいですし、またそれをとても頼もしく感じています。
- 李さんの今後の目標を教えてください。
動画で良いチャンネルを作りたいですね。動画を通じてサザコーヒーの魅力を日本や中国に広げていくことが目標です。
そして私自身もサザコーヒーのコーヒーをもっと好きになっていきたいと思います。

当日は鈴木太郎社長のご尊父である鈴木誉志男会長がインタビューの様子を見学される場面も。

 

株式会社サザコーヒー│ひたちなか市│

事業内容/喫茶飲食、菓子製造、店舗運営
関連会社/株式会社サザコーヒーHD
設立/1942年10月(喫茶業の業態は1969年から)
社員数/230名(2021年4月)

https://www.saza.co.jp/

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