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【IBARAKI SPORTS INBOUND】水戸にバスケコートを増やして、バスケをもっと身近にしたい!

日本ではバスケは人気ない?

『スラムダンク』を読んでバスケットボールを好きになりましたが、日本に来てビックリしたのはバスケをやっている人を見かけないことでした。というより、町中にバスケコートもなく、日本ではバスケは人気がないのだと感じたものです。
それでも日本語学校の仲間とバスケをやりたかったので先生に相談したら、色々調べてくれて近くのスポーツセンターが見つかり、やっとプレイできるようになりました。

中国でバスケが人気の理由

中国ではどこにでもバスケコートがあり、気軽に遊べる

 

写真を見ればわかりますが、中国ではバスケコートがどこにでもあります。
小学校から大学、さらには公園、住宅地、工場などにまで設置されています。
お金持ちは家の中庭にバスケコートを作ってしまうほどです。もちろん体育館もありますが、それは試合やプロチームの練習用という感覚です。

屋外バスケはとっても気軽にできるスポーツ。ボールさえ持っていれば、すぐに友達と遊べます。しかもテンポが速いのも魅力。
ちなみに、学校では男はバスケがうまいと女の子にもてます(笑)。ただ、私も高校までバスケをやっていましたが、決してもてたかったからではないですよ!身長を伸ばすためです(キリッ)!!!

遼寧省の実家の前にも、やはりバスケコートはありました

「路人王」とは?

教育重視の中国ではスポーツをやる時間は少なく、アメリカほどバスケのプロ選手を目指す人は多くありません。それでも、趣味でバスケをやっている中国人は半端ない数に上ります。

しかも、「路人王」(ルーレンワン)という一般人のためのストリートバスケリーグまで誕生しました。

中国各地で行われており、そして全国各地の優勝者が集まります。元々は一般人が参加していましたが、今では引退したプロ選手まで参加するようになっています。
年齢、性別も関係なく、バスケをやっていれば誰でも参加でき、かなりの盛り上がりを見せています。

今や巨大イベントとなった「路人王」

水戸にもっと屋外バスケコートを!

せっかく茨城ロボッツの本拠地なので、水戸に屋外バスケコートを増やして、バスケをもっと身近なスポーツにしたいです。

バスケコートがあれば、誰でも気軽にバスケを楽しめますし、知らない人との交流も生まれます。
やがてバスケ人口も増え、本当の意味で水戸は「バスケの街」になるでしょう。このことは茨城ロボッツの西村大介社長もTwitterで仰ってました。

年齢も性別も関係なく、同じチームじゃなくても、知らない人でも、一緒にバスケで盛り上がれる環境を作っていきたいです!

保和苑に隣接する桂岸寺の裏でバスケットゴールを発見! こういう簡単なものから増やしていきたい

 

本企画の想い

弊誌『LI(エルアイ)』は中国と茨城のビジネスや日常の相互理解を目指している媒体である。

その目的から配布は日本人だけでなく、県内の大学に在学中の中国人留学生や中国人コミュニティへの配布も行っている。また中国SNSを活用して、中国語で茨城県の魅力を発信することも展開している。

その中で、「スポーツ」という世界共通のわかりやすい文化交流にスポットを当てていくのが本企画である。スポーツを通して、茨城県で暮らす外国人にアプローチし、茨城県内の球団やアスリート、スポーツ施設等の認知度を高めていく。
このことによって新しいファン層を開拓し、同時に日中のスポーツ交流を促進することで、結果としてインバウンドによる地域活性化と国際化を実現していきたい。

アフターコロナを見据えたIBARAKIスポーツインバウンドの可能性

サッカーにおいては世界的な知名度を誇る鹿島アントラーズ、地域に根強いファン層を持つ水戸ホーリーホックがある。
バスケットボールにおいてはB1昇格を果たし勢いのある茨城ロボッツ。また、国技でもある大相撲の領域においても、荒磯部屋(元横綱 稀勢の里)が2022年5月に開設され、IBARAKIスポーツインバウンドの可能性はどんどん広がっている。

一方、中国との直行便を持つ茨城空港があることで、中国と茨城のスポーツ交流は絶好の条件が揃っていると言える。観戦だけではなく、球団と球団の練習試合、学校同士による子供の国際交流イベント等、様々なチャレンジができたら幸いである。
そして、アマチュアからプロスポーツに至るまで、『LI』独自の視点でIBARAKIスポーツの情報を発信していく。

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