日に日に気温も上がり清々しい風が心地よい季節となりました。サイクリングも本格シーズンイン。お出かけの機会も増えてきますね。
本号では今シーズンをケガなく無事に過ごすためにサイクリングの基本をおさらいしておきましょう。
Contents
自転車と服装、装備品
距離が長くても短くてもサイクリング前には自転車の状態を確認しておきましょう。
①ブレーキ…ブレーキレバーをしっかり握り、タイヤが止まるかよく確認しましょう。ホイールが歪んでいないかもチェックしましょう。
②空気圧…タイヤに空気はしっかり入っていますか?特にスポーツバイクのタイヤは空気が抜けやすいので、毎日チェックする習慣をつけるとパンクを減らすことができます。
③ガタつきはない?…ハンドルやサドル、ホイールなどのガタつきはないですか?ガタがあると走っている途中で外れてしまう危険があります。
自転車に乗るためにはヘルメットは欠かせませんが、季節によってはグローブやウェアにもこだわりたいですね。
これから暑くなる季節は薄着になりがちですが、峠や坂道では急に寒くなることもあります。
薄手のウインドブレーカーはなるべく持ち歩きたいですね。
また自転車専用のクリートシューズを使っている方は定期的にクリートの消耗やネジのゆるみもチェックしましょう。
交通ルールと注意点
「自転車は車道を走る」のが道路交通法上のルールですが、あらためてどのように走るのがいいのか確認しましょう。
①原則車道の左側を走る…車の進行方向と同じ左側走行です。逆走は自転車はもとより車との接触事故にもつながりますので絶対にやめましょう。
車道では左寄りを走行するのが基本ですが、あまり左に寄りすぎると縁石と接触したり、道路の溝にタイヤが落ちるケースもあるため一定のマージンは確保しておきましょう。あくまで筆者の目安ですが左白線のちょっと外(車道側)を走るのがおすすめです。
②歩道を走る際は徐行、歩行者優先…交通量の多い国道やトンネルなど車道が危険と判断される場合は歩道を走ることも例外として認められています。
ただし歩道は歩行者優先。前後に気を付けて徐行しましょう。
③サイン、意思表示が大切…自動車や歩行者にとって自転車は急に止まったり急に曲がったりする危ないものと見られている場合があります。ウインカーもついていないので自分で合図を出すしかありません。
早めのハンドサインや声掛けで「曲がる」「停まる」等の意思表示をしましょう。
なお歩行者にベルを鳴らすのはマナー違反とされていますのでご注意ください。
そのほかにも「信号右折時は二段階右折する」や「左折レーンは直進できる」等の細かいルールもありますのでよく確認してマナーのよいサイクリストを心がけましょう。