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「留学生みらい会議2025」キックオフミーティング開催!
「MitoriO ローカルフェス」を紹介。右から高橋靖水戸市長、留学生みらい会議主催黄磊、水戸浪漫商店会松本会長

今やこの時期の恒例行事となった「23」ずくめの発表会。3月23日、二十三夜尊桂岸寺前にある23RD studio2階にて、「留学生みらい会議2025」キックオフミーティングが開催されました。茨城経済界の重鎮から現役の茨城大学生までが、それぞれの起業や町おこしにかける想いを発表。さらには高橋靖水戸市長まで参加し、町おこしにかける思いを発表しました。

昨年2024年の様子はこちら↓↓↓

初開催となった2023年↓↓↓

パートナー企業から期待を込めた挨拶

始めは、留学生みらい会議の活動を支援しているパートナー企業からの挨拶。水戸商工会議所 副会頭 和田幾久郎さん(㈱ナムチェバザール 代表取締役、写真下左)は、「商工会議所の会員数も減少し、商店街自体が衰退している中で、水戸浪漫商店会が立ち上がったことは大きい。留学生みらい会議は、小さな実績を積み重ねているのでとても期待しています」と述べました。

㈱旭物産 代表取締役会長 林正二さん(写真上中央)は、「当社でも多くの外国人材が働いています。彼らが働きやすい環境を整えながら、さまざまな国の人が共生できる仕組みを充実させていきたい」と言及。

磯﨑自動車工業㈱ 代表取締役社長 磯﨑拓紀さん(写真上右)は、「当社では現在ベトナム人社員が大活躍中です。在日ベトナム人向けの自動車保険では、想定をはるかに超える加入件数を達成させており、活躍の場をどんどん広げています。こうした背景から、留学生みらい会議への期待も大きいです」とエールを送りました。

基調講演「未来を創るリーダーシップ」

続いて、㈱ヤマオコーポレーション 代表取締役 鬼澤慎人さんが、基調講演「未来を創るリーダーシップ」を発表参加者同士が議論や相談しながら聴講するアクティブラーニングを実施し、大いに盛り上がりました。

鬼澤さんは、「どんな人にも社会を、世界を変える力がある。大切なことはそれを信じること」と述べ、最後に引用した言葉が印象的でした。

「善きことはカタツムリの速さで進む」(マハトマ・ガンジー)

やってみたら大変だった。それでも進む

留学生みらい会議を主催する黄磊(㈱LEIDEAS代表取締役)は、主催者挨拶並びにその後の事業概要にて発表。ただ、その顔に浮かんだのは、渋めの表情。「昨年は『まずやってみる!』と呼びかけ、弊社も7つの事業に支援しました。しかし、起業以来一番の困難に直面しました。思うようにローンチできない事業、スタートしたものの黒字化できない事業などもあり、応援いただいている企業の皆様にも申し訳ない気持ちがあります。

でも、町に新たな交流が生まれ、商流も生まれています。ここは踏ん張りどころ。私が好きな亀のように、歩みはのろいですが、今年も頑張っていきます」と力強く決意を述べました。

その後、カンボジア出身の㈱LEIDEAS RAKSA事業マネージャー ラック チャンクンティさんが、「外国である日本に来て苦労している技能実習生と雇用する企業との懸け橋的存在として、今後も活動していきたい」と発表しました。

パートナー企業によるプロジェクト発表

その後はパートナー企業による展開予定のプロジェクト発表で、ここでも茨城県を代表する企業が続きました。㈱関川畳商店 代表取締役 関川恵一さん(写真下左)は、「空き家再生を新たな事業の柱として育てています。23RD studioアネックスもそのひとつですし、笠間でも官民連携による再生事業を準備中です。ご期待ください」と発表。

東関東警備保障㈱ 代表取締役 鴨志田聡さん(写真下右)は、「留学生みらい会議、中でも自由室みちのへ防犯カメラを収める支援をしていきます。これに加えて防犯情報の提供などもできないか、検討しているところです。膨大なビッグデータをどう処理して提供するのか、それが課題ですね」と述べました。

休憩時間には㈱きくち 代表取締役 菊池雅人さん(写真下右)から「ほっしぃ~も」が、㈱サザコーヒー代表取締役会長 鈴木誉志男さん(写真下左)からはコロンビアブレンドのコーヒーが振舞われました。実は留学生みらい会議では、このビッグ2といっしょにインバウンド限定商品の開発企画が進行中。鈴木さんは「ほしいもに合うコーヒーとは何か? さつまいものルーツを辿ってみるとアンデス山脈、つまりはコロンビアやエクアドルなんですね。だから、お芋の故郷で育ったコロンビアコーヒーはマイルドな味わいで最適だと思いました。皆様いかがでしたか?」と語りかけていました。

写真下左はスキマニクリエイト 代表 鈴木千尋さん。今回のキックオフミーティングでは司会も担当しました。写真下右は茨城県よろず支援拠点 チーフコーディネーター 宮田貞夫さん。「経営のお困り事があったら、何でも相談できる環境があります」と紹介。留学生みらい会議に集まる起業志望者にとっては心強い組織です。

水戸のロマンチックゾーンエリアの活性化について

続いては、水戸のロマンチックゾーンエリアの活性化に取り組んでいる人たちが発表。水戸浪漫商店会 会長 松本寛さん(写真下左)は、「この広域には学校が10校以上もあり、学生さんたちを巻き込んだイベントなどを模索してきました。そして、ついに『ハイスクール文化祭』(一般社団法人水戸456会主催、3月29日)を開催します。こうしたことは今後も続けていきます」と述べました。

保和苑周辺史跡観光連絡協議会 会長 川又一郎さん(写真下右)は、「『水戸のロマンチックゾーン 早春のスタンプラリー』を実施したところ、多くの人に参加いただきました。エリア内の回遊が促進され、あまり有名でなかった史跡まで注目してもらったのはうれしい。今後も改良を加えながら、継続していきたい」と話しました。

「しんちゃん」こと、木蘭酒家 事業マネージャー 呉金麗さん(写真下左)は、「木蘭酒家では新しく『木蘭Music』というイベントも始め、好評です。木蘭の郷も宿泊者が増えてきました。保和苑周辺の活気作りのお役に立てているなら嬉しいです。今の目標はInstagramフォロワー500名です。皆さんフォローよろしくお願いします」とアピールしました。

かつて「谷中(やなか)」と呼ばれていた保和苑や二十三夜尊周辺の記憶を残そうと奮闘している奥村かえで(写真下中央)さん。『水戸谷中物語』と題したプロジェクトは、出版も見据えて取材や執筆を続けていると述べました。

高塚美羽さん(写真下右)は末広町の空き家をリノベーションし、中高生が勉強しながら可能性を広げることができる「自由室みちの」をローンチ。なんとまだ現役の茨大生です。学生同士が交流して成長すれば、そのまま地域も成長できると思う」と話しました。

留学生・学生を支援する心強い人たち

23RD studio、木蘭酒家、自由室みちのなど、これまで様々なリノベーションを手掛けてきた中村聖さん(写真下左)。これまでのhajimariを離れて、4月からリノベーションとまちづくりの会社shinkaを立ち上げると発表。「今まで以上に、拠点づくりでお役に立てると思います。ぜひご相談ください」と述べました。

銀行勤務を通して培ってきたネットワークが武器の(一社)ネットワーキングプラス 代表理事 赤岩正樹さん(写真下右)。「ベンチャー企業の多くは資金難が原因でとん挫してしまいます。私たちはお金の面で下支えする仕組みを作っているので、留学生・学生、さらにはシニア層の起業支援などにも対応していきたい」と話しました。

大変心強い方に応援にお越しいただきました。高橋靖 水戸市長です。「社会課題は無限に出てきます。あれを解決したら、これが出てくる。財源は限りがあるので、どれかを削らなければいけなくなる。かといって質を落としてはいけない。この難題を解決する一つの手段として、民間活力の利用促進があります。この留学生みらい会議から出てくる事業やアイデアには大いに期待しています」と熱いエールを送りました。

茨城大学地域未来共創学環 助教 伊藤雅一さん(写真下左)は、「大学卒業後に東京や他地域で何年か働いた後、また大学があった場所へ戻ってくる人は多いです。そんなときに活動しやすい拠点があれば安心できるはず。こうした場所やネットワークが機能していくように尽力したい」と話しました。

閉会の挨拶で、OOMA水戸・まちの図工室 代表 大山早嗣さん(写真下右)は、「自分の住んでいる地域を良くしていきたい。個々でそう思っている人は多いはず。ただ、そういう人たちは普通は出会わない。だから、こういった拠点を大事にしていきたい」と述べ、会を締めました。

ラストはフォトグラファー 西名瑞貴さんによる記念撮影。宣材写真や広報写真の際は、西名さんにお任せを。心強いクリエイターが揃っているのも、留学生みらい会議の強みです。

最後は木蘭酒家に場所を移して懇親会。しんちゃんが腕をふるった中華料理を食べながら、ワイワイガヤガヤと雑談に華を咲かせていました。

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