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【茨城ロボッツ特集2】Player  Interview【遥天翼選手】

茨城ロボッツ 遥 天翼(よう てんよく)選手

アリーナに来て、強豪ひしめくB1を堪能してほしい!


─ B1昇格おめでとうございます。今シーズン開幕を前にどのような心境ですか?

ありがとうございます。茨城ロボッツに加入した昨シーズン、昇格に貢献できたことはとても嬉しかったです。
昇格を決めたメンバーたちとともに、今シーズンからは強豪ひしめくB1に挑みます。自分自身もポジショニングを最初から見直して調整しているところです。
きっと厳しい戦いの連続になるでしょう。でも、僕は感情を表に出すタイプ。感じたままに発言してプレーし、苦しい場面でも声を出して自分とチームを奮起させます。ネガティブなことは絶対に言わない。これらは東海大学の恩師から教わったことです。
何より強豪チームと対戦できることにワクワクしています。ぜひアダストリアみとアリーナに足を運んでください。日本バスケのレベルが格段に上がっていることに驚くと思います。

─ 茨城に来て2年目ですが、印象はいかがですか?
最低限の情報しか知らなかったので、何もない地域なのかなと思っていました。
でも、住んでみたら千波湖や子供が喜ぶ大洗水族館、かみね動物園がある。お気に入りのコストコもあり、その近くにひたち海浜公園がある。つくばにもよく行っていました。まさに住めば都ですね。

─ ご出身の中国について、どんな想い出がありますか?
実は4歳で中国から福岡に移ってきたので、ほとんど記憶がありません。中国の情報はすべて両親から聞いたものです。それでも祖父母がいますので、両親と一緒に中国に行く機会はありました。子供たちがもう少し大きくなったら、家族で訪中して祖父母に僕の子供たちを会わせたいと思っています。

─ プロ選手になる夢を叶えておりますが、さらなる目標はありますか?
息子はもうすぐ3歳で、娘は生まれたばかりですが、少なくとも息子が「僕のパパ、バスケ選手なんだよ」って自慢できるまで現役を続けることですね。子供たちには自由に何でもやってほしいですが、息子がつい最近、「僕バスケしたい。もっとジャンプしてシュートが上手くなりたい」って言ったんです。驚いたと同時に嬉しかったですね。僕自身も、父がバスケ選手だったんですが、無理にバスケをやらされたわけじゃありません。近所にミニバスチームがあったので始めたらハマったんです。その後の父は熱心に、むしろ厳しいぐらいの指導をしてくれましたね(笑)

「指導」と言えば、自分が引退したら後進にバスケを教えたい、僕が教わってきたことを全部伝えていきたい、そういう思いが年々強くなっています。ロボッツにもユースチームがあるので、顔を出して教える機会を増やしたいですね。そうしたセカンドキャリアの実現も次の目標といえます。と同時にBリーグがさらに盛り上がってほしいと願っています。仮に息子がバスケを始めてくれて、さらに「バスケ選手になりたい」と言ったとしても、野球やサッカーとは比較して収入が少ないという厳しい現実があります。Bリーグがもっと発展して、年俸のケタがひとつ増えるほどになってほしい。そういう意味では、昨シーズンから導入された「アジア特別枠」にも期待したいですね。中国などアジアの選手が増えてくれば、アジア規模の盛り上がりになるでしょうから。

─ 最後にファンにメッセージを!
選手、スタッフ、サポーターが一体となって地域を盛り上げる。これこそプロスポーツチームがある地域の醍醐味です。しかも、今シーズンからはB1の強豪チーム同士の対戦を観ることができます。
ぜひアリーナに来て、バスケットボールの魅力を堪能してください!

遥 天翼(よう てんよく) 背番号0番
1988年中国生まれ。194cm、93kg。福岡第一高校、東海大学卒業。三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ、熊本ヴォルターズ、新潟アルビレックスBB、ライジングゼファー福岡、東京サンレーヴスに所属後、2020年茨城ロボッツに加入。経験豊富なオールラウンドプレーヤー。
【茨城ロボッツ公式データはこちらから】
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