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【留学生就活の強い味方!】企業見学&観光モニターを再開!!
インドネシア織物について説明するサザコーヒー鈴木会長。

本誌LIでは、コロナ禍で中断していた「企業見学」をひたちなか市と笠間市で再開しました。
これは留学生の採用に実績のある企業を訪問し、仕事内容を見学させてもらう企画。
ここで留学生たちは新しい何かを発見できたでしょうか?当日の様子をレポートします。

☑コロナ電気の生産工場を見学

留学生たちにとって、異国の地で就職先を見つけるのは大変なこと。仮に就職できても言葉の壁や文化の違いなどもあり、継続して働けるかという不安もあります。ですが、企業見学なら仕事の様子がわかりますし、そこで働いている外国人社員に質問することもできます。この趣旨に賛同していただいたひたちなか商工会議所が共催、茨城大学が後援のもと、4月4日コロナ電気株式会社とサザコーヒー本社工場の見学が実現しました。
始めのコロナ電気では柳生修社長と柳生昌克専務、中国人社員の徐鋭さんが迎えてくれました。会社概要を説明した後、工場を案内。清潔でシステマティックに管理がされている工場を見て、留学生一同驚きと感心の連続でした。
質疑応答の時間では、徐さんと留学生たちは中国語で直接やり取り。茨城大学人文社会科学部2年の姜梦婷さんは「製造業だけあり、やはりちょっと聞いただけではわからない専門用語が多かったと感じました。それでも質問に対して何でも親切に答えてくれて、とても勉強になりました」と述べていました。

コロナ電気の工場を熱心に見学する留学生一同。

☑サザコーヒーで貴重な体験

次は茨城県を代表するコーヒーチェーンのサザコーヒー本社工場です。普段、キャンパス内にあるサザコーヒーに良く行く留学生たちも、工場に来るのは当然初めて。貴重な裏側を見ることができて興奮した様子でした。それにしても、膨大な商品点数に驚くばかりです。本社工場からサザコーヒー本店へ移動すると、鈴木誉志男会長が本店名物である民族雑貨を題材にして、世界のコーヒー文化というスペシャルな講義を披露してくれました。
茨城大学大学院人文社会科学研究科1年の劉毓禧さんは、「同社にとても興味が沸きました。もしインターンシップの機会があれば参加してみたい。工場で淹れてもらったコーヒーは美味しかったです」と述べていました

膨大な数の商品を製造しているサザコーヒー本社工場。

☑グローバルに展開する三栄製作所

4月27日には、はやくも企業見学第2弾を笠間市で開催!! 一般社団法人笠間観光協会 笠間発見ツアーズ共催、茨城大学後援のもと、三栄製作所への見学とサイクリングによる観光モニターを実施しました。
三栄製作所は、エレベーターや小荷物専用昇降機などに使われる巻上機の製造や販売を手掛けている製造業。天津に現地法人があり、元留学生の先輩社員もがんばっています。本社にお伺いすると、南雲京子会長、金田光弘社長が出迎えてくれました。ちなみに金田社長は今年1月に社長に就任したばかりで、しかも長いこと中国の現地法人にいたとのこと。そのため、中国人留学生たちにとても親近感を感じていました。「火鍋、蘭州ラーメン、羊の串焼き(羊肉串)…。あぁ中国の食べ物が懐かしいですよ」とおっしゃっていました(笑)。同社のエレベーター関連の部品は韓国、台湾、マレーシアなどに輸出されていると紹介され、グローバルに展開していることがわかりました。

三栄製作所の生産工場を見学。

☑サイクリングで笠間観光はもっと楽しく!

次は友部駅に移動し、観光モニターをスタート。ここからの移動手段は自転車です。自転車は免許もいらず発着時間にもとらわれず、さらに移動範囲が拡大することから、インバウンド観光客への利用も期待されています。まずは、森のレストランMonomiで、地場の食材を活かした絶品ランチをいただきました。
ランチの後は、「笠間つつじまつり」が開催中の笠間つつじ公園へ。つつじは目を見張るような美しさで咲き誇っていました。そして、笠間を代表する名所 笠間稲荷神社へ。笠間ふるさと案内人の小坂浩さんが中国語を交えて神社の説明をしてくれました。最後は笠間観光協会の本間敬会長が留学生たちに挨拶し、本日の行程はすべて終了。
茨城大学理学部の羅瑞滢さんは、「就職活動をする際、大手企業ばかりに目を向けていましたが、今回の企業見学を通して中堅企業やベンチャー企業が社員に注いでいる愛情を感じました。会長、社長と社員の距離も近くて、まるで大家族のようです。新しい選択肢が増えたことは大きな発見でした」と述べています。

晴天に恵まれ絶好のサイクリング日和。

今後も茨城企業の良さ、観光の魅力をより多くの留学生に知ってもらうよう努めていきます。また、留学生向けに見学やインターンを実施したい企業の方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。

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