弊誌『LI(エルアイ)』は中国と茨城のビジネスや日常の相互理解を目指している媒体である。
その目的から配布は日本人だけでなく、県内の大学に在学中の中国人留学生や中国人コミュニティへの配布も行っている。また中国SNSを活用して、中国語で茨城県の魅力を発信することも展開している。
その中で、「スポーツ」という世界共通のわかりやすい文化交流にスポットを当てていくのが本企画である。スポーツを通して、茨城県で暮らす外国人にアプローチし、茨城県内の球団やアスリート、スポーツ施設等の認知度を高めていく。
このことによって新しいファン層を開拓し、同時に日中のスポーツ交流を促進することで、結果としてインバウンドによる地域活性化と国際化を実現していきたい。
サッカーにおいては世界的な知名度を誇る鹿島アントラーズ、地域に根強いファン層を持つ水戸ホーリーホックがある。
バスケットボールにおいてはB1昇格を果たし勢いのある茨城ロボッツ。また、国技でもある大相撲の領域においても、荒磯部屋(元横綱 稀勢の里)が2022年5月に開設され、IBARAKIスポーツインバウンドの可能性はどんどん広がっている。
一方、中国との直行便を持つ茨城空港があることで、中国と茨城のスポーツ交流は絶好の条件が揃っていると言える。観戦だけではなく、球団と球団の練習試合、学校同士による子供の国際交流イベント等、様々なチャレンジができたら幸いである。
そして、アマチュアからプロスポーツに至るまで、『LI』独自の視点でIBARAKIスポーツの情報を発信していく。
日中バスケット交流に期待!
卓球と同様、バスケットボールも東アジアの中国、韓国、日本はしのぎを削るライバル。ちょうど11月27日、28日にもワールドカップ予選が仙台で行われて、中国VS日本の2試合がありました。
どの国もレベルアップしており、NBA選手も増えています。中国人選手では「歩く万里の長城」、226cmの姚明が有名でした(本号China Report参照)。
その後も姚明に続けと、多くの選手がNBAに挑戦しています。日本人も八村塁選手、渡邊雄太選手が活躍中ですね。
一方Bリーグでは、まだ中国人選手および中国人帰化選手は少ないです。そんな中、茨城ロボッツには遥天翼選手(テンテン)が在籍しており、応援に熱が入ります。
今後も日中バスケット交流が活発になることを期待しています。
中国人留学生ロボッツ応援団を結成
LI第3号で「茨城ロボッツ×筑波大学中国人学友会の座談会」を開催した縁で、LI編集部が筑波大学留学生4名、社会人1名を招待し、11月13日強豪川崎ブレイブサンダースとのホーム戦を一緒に観戦しました。
みんな初のB1観戦。NBAのようなエンターテイメント性あふれるオープニングセレモニーに大興奮していました。
また、留学生の一人は、抽選で8名しか参加できないハーフタイムフリースロー大会に見事に当選。ロボッツは残念ながら負けてしまいましたが、彼女にとっては素晴らしい思い出になったことでしょう。
今後はロボッツ応援団を結成し、茨城県で学ぶ、生活だけではなく、地元のスポーツチームとの交流も深めていこうと思います。(続く)