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『ドラゴンクエストウォーク ~そしてIBARAKIへ』大洗マリンタワー

水戸駅で鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線に乗り、3つ目の大洗駅で下車。
今回は「オアライの村」(大洗マリンタワー)を目指します。
大洗は太平洋に臨む港町。
ポルトガ、フィッシュベル、ポートセルミ、ペスカニ…。港町といえば、ドラクエでも重要な旅の拠点ですよね。海の風、潮の香りを感じながら冒険しましょう!

観光客に愛される港町

大洗は人口約15500人と小さな町ながら、年間430万人(2019年)の観光客が訪れる茨城県有数の観光地。海関連の観光資源がとにかく豊富で、その代表格に大洗サンビーチ海水浴場(トップ画像)があります。
県内最大の広々としたビーチで、海水浴やサーフィンを楽しむ人で賑わいます。

サンビーチ周辺にある茨城港大洗港区(大洗港)からは苫小牧港行きの定期フェリーが出ています。
乗れば18時間後に北海道に到着。浪漫あふれる旅ですね。まさに港町!

大洗マリンタワーとアンコウ

大洗港内にある中央公園にそびえ立っているのが、今回の目的地「大洗マリンタワー」です。大洗駅からは徒歩15分以内で着きます。スライムつむりと記念撮影をパシャッ!さぁ、クエストを解放しましょう。なお、高さ55mの展望台からは雄大な海を眺めることができます(入館料:大人340円、小人170円、小学生未満は無料)。

クリアすると報酬として「アンコウ」がもらえます。実際にアンコウは大洗の特産品。深海魚のアンコウはグロテスクな風貌をしていますが、「西のフグ、東のアンコウ」と賞されるほどの美味。冬のアンコウ鍋は最高です!

アンコウは捨てるところがないと言われるほど、どの部位も美味。表面がヌメヌメしているため、まな板での調理が難しく吊るし切りで解体します。
11月に開催する「大洗あんこう祭り」では、板前さんによる吊るし切りが披露されます。
アンコウ料理は他県では見かけないので、味わいたい方はこのお祭りがオススメです。

町ぐるみの取り組みで、アニメの聖地としても発展

マリンタワーと並び立つアニメの看板。実はこれも大洗を語るうえで欠かせないアニメ『ガールズ&パンツァー』(ガルパン、2012年)です。
本作は大洗を舞台にしており、実在する旅館や商店街が物語に登場します。一見すると萌えアニメですが、扱っている戦車や兵器の描写が緻密だったこともあり、ミリタリーファンを含め幅広いファン層を獲得し大ヒットしました。

加えて大洗町役場、交通機関、商店街など町ぐるみで本作による地域振興を行ったことで、大きな成果をもたらしました。
放映されてから年月が経っているにもかかわらず、今なお日本全国からファンが聖地巡礼に訪れています。「大洗あんこう祭り」では出演声優らによるトークショーも開催し、2019年には過去最高の14万人が来場。1日で町の人口の10倍が集まったのですから、もはや奇跡といえます。大洗マリンタワーに隣接する大洗シーサイドステーションには、関連グッズが多数揃っている「大洗ガルパンギャラリー」があるので、ぜひ訪れてみてください。

見所がまだまだある。本当に凄い大洗

実は大洗には見所がまだまだあるんです。全部紹介していたら終わらないので、名前だけ挙げると、全国でもトップクラスの規模の大型水族館「アクアワールド・大洗」。獲れたての海産物、土産屋や飲食店が立ち並ぶ「大洗魚市場」。明太子の工場見学や食事ができる「めんたいパーク大洗」。名門ゴルフ場「大洗ゴルフ倶楽部」などなど。

そして神秘的な「神磯の鳥居」(上記写真)で有名な「大洗磯前神社」。ちなみにRYUUUTV TOURでも訪れました。

町内散策には便利な循環バス「海遊号」(1日フリー乗車券:大人200円、子供100円)をご利用ください!

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