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LET'S GO BY BICYCLE!【vol.09 サイクリングでその土地を知る】

本記事は、水戸商工会議所にてサイクルツーリズムを推進し、自身も屈指のサイクリストである古山さんと”自転車愛”で繋がった仲間達によるリレーコラムです!!
今回の担当は、古山哲央さんの登場です!

「It is by riding a bicycle that you learn the contours of a country best.」

小説家のアーネスト・ヘミングウェイの言葉です。

「自転車に乗ることで、土地の輪郭を知ることができる。汗をかいて坂を登り、そして下る。
そうすることで土地そのものを学び、記憶するのだ。車で走れば一瞬だけども、記憶には残らない」

まさにサイクリングの醍醐味を表している格言でしょう。

LIを発行する「LEIDEAS」が主催する留学生向け観光サイクリングが6月19日に行われ、7名の留学生を含む12名が参加し、水戸市内の観光スポットや歴史名所をサイクリングしてきました。
当日は水戸市のレンタサイクルを利用し9時30分に水戸駅をスタート。
前半の行程は千波湖脇を通りながら水戸八幡宮、祇園寺、保和苑と『水戸のロマンティックゾーン』を巡りました。

ちょうど保和苑ではあじさい祭りも開かれており、ツアーのメインスポットと思っておりましたが、中国人留学生の皆さんの興味を引いたのはむしろ祇園寺。
水戸市民でも行く人は少ないお寺ですが、水戸光圀が明の亡命僧を初代住職にして建立したという云われがあり、中国と日本の懸け橋となっているお寺でもあったとのこと。
参加者のみなさんがとても丁寧に参拝している姿が印象的で、市民の私でも知らない水戸の一面をうかがい知ることができました。

あじさいを楽しんだ後は1,300年前から湧き水が流れる「曝井」を見ながら一路川沿いへ。

柳町で交流型農業を営む西村智訓さんの「晴れ晴れファーム」を訪れ、朝取りコーンをその場で焼く農園BBQを堪能しました。
この頃には参加者もガイドも打ち解けて和気あいあい。大きなグリルで焼くとれたて野菜や自家製ミネストローネスープを囲み、各国の料理文化や野菜の話題で盛り上がりました。

昼食後はゴールを目指しまたサイクリングに。

水戸城名物の激坂「杉山坂」も電動アシストならスイスイ♪
水戸城大手門を見学し水戸駅へ戻り本日の行程は終了となりました。距離にして17km程度とサイクリングとしては短いルートではありましたが、見どころもたくさんあり、とても充実したイベントになったかと思います。

サイクリングで感じてもらいたい日本の良さ

自転車に乗り、ゆっくりとその土地の地形や歴史、風土を肌で感じる。
また世界各地から集まった人々が同じ空気を感じ、一緒に汗を流すことで理解が深まる。

サイクリングは人と土地、また人と人がつながるリアルなツールだと実感するイベントでした。

ようやくインバウンドも再開し、また日本にも世界各国から観光客が訪れるようになると思いますが、ぜひサイクリングで日本の良さを感じてもらい、より一層国際交流が進むことを期待したいと思います。

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