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多くの人の期待を乗せて 23RD studioついに発進!

本誌でも度々お伝えしてきた保和苑前の23RD studioがついに8月1日からオープン!!

前日7月31日にはオープニングセレモニーが開催され、高橋靖水戸市長を始め、多くの方に駆け付けて頂きました。ここからどんな人材や事業が巣立って行くのでしょうか。

今からワクワクが止まりません!

廃ビルからクリエイティブ拠点に再生!

散乱した木材、剥がれ落ちた壁紙、雨漏りが激しい天井。これが今年初めに株式会社LEIDEASが取得した空きビルの内部です。当時、社長でLI発行人の黄磊は、力強く言いました。「ここを幅広い年齢層、様々な国籍のグローバル人材が集まる、クリエイティブ拠点にするんだ!」と。

しかし、実はLI編集メンバーですら「えっ、本気ですか?」と思ったほど、建物の傷みは激しいものでした。この廃ビルが数ヶ月後に23RD studioとして生まれ変わるなんて、誰が想像できたでしょうか?

数ヶ月前は、まさに「廃ビル」という状態でした。

リノベーションを担当した建築家でhajimariの中村聖氏は、「初めて見たときは厳しい物件だなと思いました。ただ、DIYワークショップを開催し、地域の皆さんや留学生たちといっしょに楽しみながらリノベーションする手法が奏功しました。やっているうちに色々なアイデアが沸いてきたからです。結果的に、想像以上に開放的でクリエイティブな空間を作れました」と語っています。

リノベーションを手掛けた中村氏。

23RD studioの1階は交流スペース。2階は社会人向けキャリアスクール「CC Program」の講義スペース。3階は動画スタジオ。屋上にも交流スペースを設置予定。まだ手付かずの部分もありますが、1、2階は作業を終え、CC Programも8月1日からスタート。前日のオープニングセレモニーには多くの人が参集し、期待の大きさが伺えました。

空き家・空きビル問題は水戸市の深刻な課題。23RD studioの再生事例をモデルとして、共にリノベ事業を展開していく予定です。 (関川畳商店 関川恵一社長)

民間がお金・知恵・力を出し合ってこのような拠点を作るのは、とても大事なこと。ともにこの地域を盛り上げましょう! (東関東警備保障 鴨志田聡社長)

23RD studioに注がれる熱い視線

高橋靖水戸市長は来賓挨拶の中で、「ここ保和苑周辺は『水戸のロマンチックゾーン』と称し、古代から現代に至るまで水戸の歴史が凝縮されている地域です。ここにさまざまな人が集い、未来を語る拠点が生まれたことは、大きな意義があります。ここで育まれた事業の種を、ぜひ行政に提案していただきたい。それを市が支援して、持続的な活性化サイクルが生まれることを願っています」と大きな期待を寄せていました。

23RD studioへの大きな期待を語った高橋水戸市長。

同じく来賓の青山やまと衆議院議員からも、「コロナ禍で鎖国のような状態が続いてしまっており、このままでは損失が広がっていくばかり。そんな中で、グローバルな視点で人材育成が行われる拠点が民間からできたことはとても凄いこと。未来が楽しみです」とエールをいただきました。

衆議院外務委員理事を務めている青山議員にとって国際情勢は第一のテーマ。

“新しい働き方”を意識したキャリアプログラム

セレモニー第2部では、23RD studioやCC Programの概要を説明。黄磊は日本に留学してきた当時の話、茨城大学で始めた留学生支援サークルのことなど、23RD studioの原点となるエピソードを紹介しました。これらの話は今号のコラム「風月同天」で詳しく述べられているのでご一読ください。

そして、プロジェクトマネージャーの早稲田隆司がCC Programについて、パラレルワークやジョブ型雇用など“新しい働き方”を意識した社会人向けキャリアプログラムであることを説明しました。実は運営チームの早稲田や新妻幹生(広報)も、複数のキャリアを持ちながらCC Programに携わっているパラレルワークの実践者。その一方で、「自分たちも何が正解かわからないので、試行錯誤の毎日。受講生の方たちと共に考えながら、発展していきたい」と話しています。

左からCC Program運営チームの新妻、早稲田、黄磊。

そもそも“働き方”で悩んでいない人はいないでしょう。もっとクリエイティブなことを、もっとグローバルなことをしたい。もっと稼ぎたい。社会に貢献したい…。そうした希望や不安を乗せてCC Programは船出します。まるで夜明け前の一番暗い時間帯に出航する気分です。

心強いエールを送ったサザコーヒー鈴木会長。

 

でも大丈夫。サザコーヒー鈴木誉志男会長が“灯台の光”のようなことをおっしゃってくれました。「米シリコンバレーにも視察したことがあります。あそこは常識的な物差しが通用しない“変人”たちが集まっているわけですが、23RD studioからもすでにそんな雰囲気を感じるんですよ」。これは勇気が出るお言葉です。

さぁ、未来に向かって前進しましょう!

最後は1階交流スペースでBBQ。今後もこんな感じで賑わいを創出していきます。

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