日本での貴重な体験×留学生の着眼点で相互利益
1月、たたみの関川水戸店様にて茨城在住の留学生を中心とした中国人モニター9名による畳工場見学・ミニ畳製作体験会をおこないました。
畳は日本発祥の文化ということもあり皆さん興味津々。たたみの関川スタッフの皆さんの丁寧なご説明もあり、日本文化を楽しく体験した約1時間は終始なごやかな雰囲気でした。
体験のあとには本日の感想に加え、畳に関する意識調査をふまえた全20問のアンケートを実施。
日本人だけでは気づかなかった回答も多く、発見とアイデアの種にあふれた結果となりました。
自社商品に新しいアイデアを!
例えば、畳は日本人にとって伝統的な床材であることから、その印象の多くは保守的なものになりがちです。しかし今回のアンケートで、中国人の若者が抱く「中国で畳を使っている人のイメージ」は「富裕層・オシャレ・若者」という日本人のそれとほぼ真逆の傾向があることが分かりました。この情報は日本の畳産業が中国市場に挑戦する際のブランド戦略おいて、検討するべき価値が十分にあるはずです。
留学生を対象にした調査の強みは、学生として「若く新しい視野」「積極的で真面目な姿勢」を持ちながら、その感覚が現代中国においても購買力が高い90年代生まれ以降の世代を代表していることです。コロナ禍において国外どころか県外への移動も制限されることがある中、コロナ後を見据えた準備もまた必要な時期になりつつあります。
コロナ後のインバウンド・アウトバウンド需要を適切に捉えるため、今できる有効な調査であると私たちは考えます。