注目記事
BUNKA BUDDYのコーナーへようこそ #03

メガン・メンドーザと申します。
Bunka Buddy(ブンカバディ)という外国人サポート事業を運営しています(ご存じない方のために、以前LIでも紹介されました)。

このコラムではBunka Buddyのお客様の経験や、日本に在住している外国人に影響を与える問題、外国のトリビアなどについてお話します。

日本における外国人の出産

今回は、日本での外国人としての妊娠についてお話します。

クライアントの一人は、夫の仕事のために日本に来た妊婦です。
彼女は日本語のレッスンを熱心に受けて、レストランの注文ぐらいなら日本語でできるようになってきました。
彼女の夫の日本語能力はもう少し高いけれど、出生前の健康診断や助成金の申請、各種事務処理に十分なほど堪能ではありませんでした。
(だから私の会社に相談したのです)

分娩に関する習慣の違いは彼女にとって驚きでした。
母国において無痛分娩は非常に一般的です。
しかし日本では我慢の文化のためかあまり一般的ではないようで、彼女にとって「当たり前」の無痛分娩が可能な場所を探すことにまず苦労しました。

さらに無痛分娩が利用できる場合でも、予約と誘発分娩が必要になることが多いです。
それに午後5時から午前9時の間、または週末に出産すると無痛分産ができない場合があります。

また妊婦が同時に直面する困難が言語。日本の多くの産婦人科では英語を話せるスタッフが少ないため、日本語が話せない妊婦は、日本語を話せる人を連れて行く必要があります。ただそれでも妊婦の健康に関する重要な情報が正しく共有されないリスクがあり、深刻な問題が発生するかもしれません。

今回は妊婦を例として取り上げましたが、医療を必要とするすべての人が、自身がもっとも理解できる言語で医療を受けられるべきだと私は思います。

おすすめの記事