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茨城×中国INTERVIEW #11【株式会社未来物語】

INTERVIEW │ 株式会社未来物語

取締役 万 裕安さん

- 茨城に来たきっかけを教えてください。
もともとは東京の日本語学校に留学しました。卒業後どこかの大学に行こうと思ったのですが、なるべく東京に近いところがいいなと思って。学費的にもできれば国立で。そう考えて選んだ茨城大学の試験に合格することができたので茨城に来ました。それがきっかけです。
卒業した今はつくばに住んでいます。つくばは中国でも有名ですし、東京からも近いですから。仕事も東京・つくば周辺がメインです。

- 株式会社未来物語を設立されたのはいつ頃なのでしょうか?
大学を卒業して約1年半つくばの印刷会社で働いていましたが、「1度はチャレンジしてみたい」という気持ちが強く、ちょうど良いタイミングもあったので独立したという感じです。
株式会社未来物語はウェブ制作やシステム開発・アプリケーション開発がメインです。オリジナルの技術としては画像を360度加工したり、今話題の“メタバース”のようなバーチャルワールドを作るサービスを提供しています。
私たちの受注傾向からしても、不動産や旅行系のサービスと特に相性が良いですね。でも多種多様ですよ。

- まさに時代の最先端をいくようなサービスですね!
ただ、まだまだこれからのサービスですね。誰もが知っている技術ではないので、これからどんどん認知度を上げていきたいところです。
「バーチャル空間」というのが流行りはじめたのも最近なので、まだほとんどの人にとって「あってもなくてもいい技術」ですから。
だからこそ「こういうのがあったらいいな、あってよかった」という技術・サービスを作り上げていきたいなと思っています。

- 万さんは日本語も非常にお上手です。
一応営業出身なので(笑)。色々な書類も日本語で全部自分でやっています。それにお客様もほとんど日本の方ですし、特に大手になると本当に丁寧な言葉を使わないとすぐ怒られちゃうんですよ(笑)。
日本語の勉強をはじめたのは、東京の日本語学校に入ってからです。我ながら結構頑張ったというのはあります。
外国語を学ぶコツですか? それは母国語を話す人との関係を一切断つこと! 私の場合はアルバイト先を中国人がいないコンビニにしました。お客さんもスタッフも日本語しか通じない環境です。そこで日本語だけでたくさんの人と毎日毎日話しました。上達にはそれが一番の近道です。このことはぜひLIさんを読んでる後輩たちにも伝えていただけたら幸いです。
- 日本で起業することに関してアドバイスなどありますか?
実際に起業した人に聞くのが一番早いです。私も模索しながらやってるのですが、それでも経験者の知識を共有した方が絶対に良いです。例えば失敗しても良いのですよ。何回でもやり直せます。悩んでいる人もそういう気持ちになれると前進できるかもしれないですね。
もしお金を全部失ったとしても、それまでの経験はなくなりません。
経験を積んだことで、また起業するにしろ、どこかに就職するにしろ、今までよりもっと良い場所に行けるようになるはずです。その経験を武器にして、いろいろな交渉ができるようになっているはずですから。
- これからの夢や目標を教えてください。
将来の夢のひとつとして、実は先生になりたいのです。教職に就くということではなくて、お金と関係なく自分の知識をいろんな人に教えてあげられる人になりたい。先ほどお話した起業についての考え方とかもそうですよね。
そのためにも今は仕事はもちろん、積極的にいろいろな経験を積んでいきたいと思っています。

株式会社未来物語│つくば市│

事業内容/ITソリューション事業、3Dバーチャル空間創造サービス「Panoraman」の提供、VR撮影、ドローン空撮等の企画&制作等
設立/2019年11月

https://www.miraios.com/

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