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CULTURE TIPS 07【年獣と爆竹と春節(旧正月)】
角を生やした恐ろしい姿の「年獣」

中華圏で有名な伝説「年獣」

角を生やした恐ろしい姿の「年獣」

 

中華圏の人々にとって超重要な春節(旧正月)

玄関に縁起の良い文字が書かれたお札を貼ったり、爆竹を鳴らしたりしてお祝いします。
実はそれらの風習をするようになったのには理由があります。

中華圏で有名な伝説をご紹介しましょう。

むかしむかし、体は牛で、頭は角を生やした獅子という姿の「年獣」と呼ばれる化け物がいました。
除夕(大晦日)に人里へ出没して人間を食べ、特に子供の肉が大好物でした。
震えながら死を待つ人々でしたが、大きな音を聞いたときや、真っ赤な色を見たときには逃げ出すことがわかってきました。
それからは玄関に赤い色の札を貼り、縁起の良い文字を書くようになりました。また、大きな音で年獣を追い払うために爆竹を派手に鳴らすようにもなりました。

これが後々、春節の風習になっていきます。
中国人が派手好きだからではなく、命を守るための大事な儀式だったんですね。

中華圏の新年イベントでは爆竹や花火がよくもちいられる

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