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LET'S GO BY BICYCLE!【vol.03 バーチャルサイクリングとサイクルトレイン】

寒い日が続きますが皆さんサイクリング楽しんでいますか?
季節的にはサイクリングはオフシーズンですが、オフシーズンならではの楽しみ方や春に向けた計画の参考になる話題をご紹介します。

1.インドアサイクリング:バーチャルサイクリング

世界中で話題のバーチャルサイクリング

一昔前まではインドアサイクリングというと壁に向かって黙々とローラー台を漕ぐ辛くてつまらないものでした。
しかし最近ではICTとネットワークの発達により、サイクリング版メタバースともいえるバーチャルサイクリングのサービスがどんどん始まっています。

代表的なプラットフォームの一つはアメリカ発祥のZwift(ズイフト)。
全世界で60万人以上のサイクリストが利用しているといわれ、もちろん日本でも利用可能。
アプリもすべて日本語に対応しています。コースはすべてポリゴンで作られ、ゲームの中を走っているような感覚ですが、日替わりで様々なコースがあり、なかには日本をモチーフにしたコースもあったりします。

もう一つ紹介するのは実写を取り込んでコースが作られるRouvy(ルービー)。
世界各地の有名コースを動画で再現し、自身のアバターが走るリアル志向のバーチャルサイクリングです。日本国内のコースもあり、昨年はデジタルジャパンカップというプロレースもRouvyで行われました。

どちらのサービスも自転車の他にローラー台やスマートトレーナーという機器、パソコンやタブレット端末が必要ですが、雨や雪の日でも気兼ねなくサイクリングでき、空いた時間でも効率的なトレーニングができるのは魅力的ですね。

2.分解しないでそのまま乗車:サイクルトレイン

「水郡線」のサイクルトレイン

二つ目の話題は自転車を分解せずにそのまま電車に載せられるサイクルトレインという取り組みです。

茨城県でも水戸から県北地域へ延びる「水郡線」で週末に利用ができます。※令和4年3月末までの予定

これまで自転車を電車に載せる、いわゆる「輪行」をするためには自転車の車輪を外して専用の袋に入れる作業が必要でした。乗り降りの際に分解組み立ての手間がかかり、メカトラの原因にもなりやすいので、電車での移動は初心者にはハードルが高かったと思います。
しかし近年、自治体や鉄道会社が協力してサイクルトレインの実証実験や定期運行をはじめており、各地で自転車と一緒に電車に乗るサイクリストも見かけるようになりました。
電車が使えるようになると、行動範囲がぐっと広がりますのでぜひ機会があれば体験してはいかがでしょう。

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