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『ドラゴンクエストウォーク ~そしてIBARAKIへ』笠間芸術の森公園

4つある「茨城クエスト」のうち、県央の2つ(笠間市、大洗町)は水戸から近いため、比較的アクセスしやすいです。
県外から冒険に来る人は、まずこの2つを攻略するのが無難でしょう。

今回は「カッサマの森」(笠間芸術の森公園)を目指します。

「笠間焼」で栄えた“焼き物の町”

笠間を語るうえで欠かせないのが、「笠間焼」です。
関東ローム層から出土する笠間粘土は焼き物に適しており、古代から焼き物づくりが行われていました。

江戸時代中期になると、この一帯を治めていた笠間藩が窯業を奨励。土の資源と江戸に近い地の利を生かし、笠間は“焼き物の町”として大きく発展しました。その伝統は脈々と受け継がれ、現在でも300人近い陶芸作家や窯元がおります。

年間を通して芸術関連のイベントが開催されており、笠間芸術の森公園が会場になることが多いです。
特にゴールデンウィークに開催される「陶炎祭」(ひまつり)は、約50万人が来場する大イベント。トップの写真にあるように多数の笠間焼が出品され、眺めたり購入したりする人で賑わいます。せっかく笠間を訪れるなら、陶炎祭の期間中がオススメです。

市内散策にも使える周遊バスが便利!!

最寄り駅は笠間駅(JR水戸線)で、徒歩20分ほどで到着するにはします。
しかし地図を見るとわかる通り、実は園内が広大。クエストが解放される公園の中心部まで歩くと30分以上かかるかもしれません。

そこで便利なのが周遊バスで、笠間駅と友部駅(JR常磐線、水戸線)から出ています。1日自由乗車券(300円)を買えば市内散策の強力な足になります。

中心部にあるイベント広場の周辺でクエストが解放されます。

いざ、目的地へ! こらっ、そこをどきなさい。喰らえベギラゴン!!!

クリアすると報酬として「結城紬」がもらえます。

Σ(゚Д゚; えっ? ゆっ、結城紬??? 笠間焼じゃないの?

結城紬は県西にある結城市の特産品で、2市の位置関係はこちら。

「ちょっ! 全然関係ないやんけっ!」
そうシャウトしたくなると思いますが、ここは運営さんに目くじらを立てないであげてください。

実は他県のお土産もこんな感じです。東京タワーのお土産がメイド(秋葉原)だったり、彦根城のお土産が信楽焼のたぬき(甲賀市)だったり…。
おそらくランドマーク4か所、お土産4つの計8つという限られた枠で、地域の特産品を最大限に紹介しようとしているのかもしれません。

さぁ無事にクリアしたら、気持ちを切り替えてください。ぜひ、この後は日本三大稲荷の笠間稲荷神社にお参りに行くといいでしょう。そして特産品の栗をお土産に買っていってくださいね!

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