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茨城×中国INTERVIEW #09 特別編【株式会社LEIDEAS】

INTERVIEW │ 特別編 株式会社LEIDEAS

コーディネーター・留学生担当 顧 海霞さん

- 日本に興味をもったきっかけは何だったのでしょうか?
私は最初高卒で就職したので、あまり良い仕事に就けませんでした。ちょうどその頃中国では日本語学習のブームがあり、親戚のおじさんが「日本語を勉強してみたら?」とすすめてくれました。「日本語ができればもっと良い仕事にも就けるかもよ」と。おじさんは仕事で日本の企業と取引があったので、それも理由だったのかもしれません。

- 中国で日本語を学習したのですね。
2年半ほど日本語の勉強をしました。本当に基礎の基礎、「あいうえお」から。そのおかげで中国にある日系企業に入り、通訳と購買の職に就くことができました。
そこは本社がある京都で2週間の研修があり、その時に生の日本語、本当の日本に触れ刺激を受けました。
それに同僚のほとんどは日本に滞在していた経験がある人ばかりだったので、私もいつか日本に留学したいと思うようになりました。

- 京都での研修がさらに顧さんの意識を変えたと。
仕事をしている中でやはり自分の日本語能力不足も痛感していました。2年ほど勤めた後、会社を辞め留学を決意しました。
まずは東京の日本語学校に1年間。そこであらためて日本語をイチから勉強し直して、大学を受験しました。
そして無事に茨城大学に合格して、水戸にやってきました。
- そこで黄社長ともお知り合いになったのですか?
留学生関連のイベントを通して知り合いましたが、当時は仕事をお手伝いするということはなく。大学卒業後はひたちなかの海産物を扱う企業に就職しました。中国事業の展開や中国人研修生のサポートをするような仕事をしていました。
その後、縁あってしばらく広島で暮らしていたのですが、また水戸に戻ってくることになりました。その間も中国人留学生グループのコミュニティの交流はありましたし、黄さんは顔が広いので(笑)、茨城に帰ることを相談させてもらったら「ちょうどうちの会社で日本語と中国語ができる人を募集している」と。
- それが広報や留学生関連のお仕事だったのですね。
タイミングがぴったりでした(笑)。ですが単純にうれしい気持ちと「私にできるのかな」と不安な気持ちの両方がありました。
ですが、黄さんとご一緒したこの短い間に、市長や行政の方、イノベーション分野の方などいろんな世界の人にお会いする機会をいただけました。
それはとても新鮮な、ワクワクする経験でした。だから今は私もここで頑張りたいと思い、業務に取り組んでいます。
- きっと顧さんなら大丈夫、と黄さんも考えていらっしゃると思います。顧さんはどのような茨城の情報を発信していきたいですか?
私は以前の仕事で海鮮の魅力によく触れましたが、それ以外にも茨城の自然の素晴らしさを伝えたいですね。
昔、上海の友人が茨城に来た時に”いちご狩り”を一緒に体験しました。その時の彼女の喜んだ顔を今でも覚えています。
「すっごくイチゴの味がする!」って(笑)。
そういう風に喜んでくれる中国人がいっぱいいると思います。コロナ後に向けてそういったこともPRしていきたいですね。
- これからの目標を教えてください。
実は宅建の資格を取りたいです。ただでさえ合格率は低いし、当然日本語での試験なので大変ですが、LEIDEASの事業のお役にも立てると思うので頑張ろうと思っています。
あとストレス発散に趣味のテニスも頑張ります(笑)。水戸に帰ってきて早速こちらでも地元のテニスサークルに参加しています。
いろいろなことから茨城を楽しんでいきたいですね。

株式会社LEIDEAS│水戸市│

事業内容/情報誌の制作・発行、ウェブページ制作、
主に茨城県を中心とする地域の活性化、
国際化支援(インバウンド事業・日本企業の中国進出及び対中国貿易に関する支援)
設立/2019年10月1日

https://leideas.com/

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