茨城×中国INTERVIEW #05【株式会社中村自工】

INTERVIEW │ 株式会社中村自工

薛 俊彦（セツ シュンゲン）さん

－ 日本に来たきっかけを教えてください。
子供のころから日本のアニメが好きで、『名探偵コナン』や『スラムダンク』などをよく見ていました。そのうち日本語に興味をもつようになって、大学では日本語を専攻していました。
ですが中国では日本語がそこまでうまく話せるようになれず、それに日本の社会を身近に体験したいという気持ちもあったので、日本に留学してきました。2009年に初めて日本にきたので、もう10年以上たちましたね。

－ 初来日から茨城県にお住まいだったのですか？
最初の半年間は大阪で日本語学校に通っていました。その後、茨城大学で勉強をして、そこから茨城大学大学院に進学しました。
水戸にはじめて来た頃は、日本の街には全部地下鉄があると思って探してしまったこともありましたが（笑）、駅の周辺や千波湖がとてもキレイだと感じたことを覚えています。

－ 今の会社に就職されたのはいつですか？
2013年の4月です。就職活動の時に指導教授から勧められたのがきっかけですが、ホームページ等いろいろ調べていくうちに、企業理念や行動の基準にとても共感がもてたので新卒採用試験に応募しました。
入社時は業務部で調達の仕事をさせていただいておりました。今は東京営業課に所属して、営業の仕事をしています。主に関東地方のお客様向けに弊社の製品、ユニバーサルジョイントや熱交換器を販売しております。

－ お仕事のやりがいはどんなところに感じますか？
直接お客さんと接することができて、自社製品がどういう場所で使われているか身近に感じるようになりました。
弊社は歴史が長く、創業90年を超えています。長い歴史の中で築き上げた技術力や品質、先輩たちが残された経験が弊社の強み。その強みを活かして、お客様に満足していただけるものが提供できることは、とてもやりがいを感じますね。

－ 中村自工グループは海外にも展開されています。
機械メーカー様を経由して海外にも製品を納入しております。現在海外では中国とシンガポールに拠点があり、営業活動、アフターサービスを展開しています。私はまだ国内の業務経験しかないですが、将来的に海外業務にも携わりたいと思います。
ですが、弊社は私が初めての外国人採用ではないので、周囲の皆さんも普通に接してくれますし、とても親切にいろいろ教えてもらいました。それはすごく助かっています。

－ お休みの過ごし方やリフレッシュの方法を教えてください。
コロナ禍以後、休日はできるだけ外出しないようにしました。普段はあまり家事とかはしないのですが、週末は掃除・洗濯・家事全般をまとめてやるようにしています。リフレッシュにはテレビや映画鑑賞、それにユーチューブを見たりしています。
それと家にいる時間が多くなったので、ちょっとだけなんですが自炊をはじめました。中華料理がメインなんですが、味付けがすごい苦手なので「素」を使って作っています（笑）。得意料理ですか？一番上手くできたのは卵料理。卵とトマトの炒め物は「何とかの素」を使わずに味付けできます。中国でメジャーな家庭料理で、私の一番得意料理かな（笑）。